韓国音楽の人気トレンドはこれで鷲掴み!韓国大衆音楽賞とは?!

みなさん、こんにちは。韓国大好きブロガーのakariです。

突然ですが、みなさんは韓国に「韓国大衆音楽賞」と呼ばれる音楽賞があるのをご存知ですか?

2004年より開催されており、毎年これから売れるアーティスト・韓国の音楽のトレンドをいち早くを知りたい人は要チェックの音楽賞なんです。

今日本で大注目の防弾少年団BTS)、ヒョゴHYUKOH)、セソニョンSE SO NEON)もこの音楽賞の受賞アーティストです。

今回は、そんな韓国大衆音楽賞についてピックアップしてみたいと思います。




1|韓国大衆音楽賞の概要

・韓国大衆音楽賞は、韓国のグラミー賞として位置づけられている音楽授賞式です。

・韓国語では「한국대중음악상」。英語では「Korean Music Awards」略して「KMA」とも呼ばれています。

・選定委員長のキム・チャンナム氏をはじめとして、多数の音楽界の人々が審査を行います。

毎年12月1日から11月30日までに国内で発表された作品を審査対象となります。正式に販売されて流通しているいわゆる「商業音楽」であれば、どんな音楽であろうと対象となります。授賞式は、翌年の2月末に開かれています。

・元々は文化体育観光部(문화체육관광부)という韓国の行政機関が後援を行なっていましたが、2009年後援を取り消した後、ハンギョレ新聞(한겨레신문)、イーデイリーという2社の新聞社の後援を経て、2015年の授賞式は、KT&G、MBC MUSIC、カカオミュージックが後援しています。 2017年14回授賞式はジンハクサ、Bugsミュージックが後援。



2|主な音楽賞の分野

韓国大衆音楽賞では、様々なジャンルごとに受賞者が毎年選ばれています。

全てチェックするのはめんどくさい・・・という人は、自分の好きなジャンルに絞ってチェックするのがオススメです。

まず、賞は大きく分けて総合分野ジャンル分野の2つがあり、候補者を選定します。

 

総合分野はさらに下記の4部門に分かれます。

① 今年の歌
② 今年のレコード
③ 今年の音楽家
④ 今年の新人

ジャンル分野には下記の9つの部門があります。

① ヘビーニース(ヘビーメタル)
② ダンス&エレクトロニック
③ ヒップホップ
④ ポップ
⑤ モダンロック
⑥ ロック
⑦ フォーク
⑧ R&B&ブラシ
⑨ ジャズ・クロスオーバー・演奏

他にも、特別賞として上記には及ばなかったものの良い活動を行ったアーティストには功労賞が与えられます。

3|韓国大衆音楽賞のこれまで

一般にはあまり知られていないインディーズ音楽がピックアップされることの多い韓国大衆音楽賞。開催の趣旨としては非常によかったものの、開催してから何年かはあまり日の目を浴びないのが現実だったそうです。

しかし、その時代はもう過ぎ去りました・・・!

インターネットの普及なども相まって、インディーズの音楽性に興味関心を持つ若者が年々増えてきており、2018年の授賞式の際には、サイトのサーバーがダウンするというハプニングも起きたんだとか。

昨今、日本でもインディーズ音楽市場が賑わいを見せていますが、韓国でも同様な現象が起きているようですね。

年々この音楽賞が注目を浴びる中で、韓国の音楽業界の中心とも言えるダンスアイドルグループを差し置いてインディーズをランクインさせるのは、韓国の音楽賞としてふさわしい選択なのか、審査員の趣味嗜好が採用されているのではないかという批判もあったそうです。

実際、韓国大衆音楽市場自体が、2010年以降のアイドル中心のいわゆる「K-POP」の割合が圧倒的であり、それ以外の他のジャンルのミュージシャンはインディーズに留まるしかないという歪な現象が起きている状況。

個人的には、韓国にはKPOPアイドルだけでなく、他にもいいアーティストがたくさんいることを知っているので、もっと多くの人に知ってもらう為にも方向性は変えないで欲しいと願っています。

4|過去の受賞曲

過去の受賞者を少し覗いてみましょう。

総合分野の「今年の歌」をみると、大体のトレンドをおさえられるようになっています。

2010年の少女時代あたりから知っているアーティストが並んでいるのではないでしょうか。

 

※ アーティスト名《曲のタイトル》で記載しています。

第1回 2004年
Loveholic / 러브홀릭 《Loveholic》

第2回 2005年
チョPD / 조PD 《친구여》

第3回 2006年
ユン・ドヒョン / 윤도현 《사랑했나봐》

第4回 2007年
イ・ハンチョル / 이한철 《슈퍼스타》

第5回 2008年
アジク / 이적 《다행이다》

第6回 2009年
チャン・ギハと顔たち / 장기하와 얼굴들 《싸구려 커피》

第7回 2010年
少女時代 / 소녀시대 《Gee》

第8回 2011年
Hot Poteto / 뜨거운 감자 《고백》

第9回 2012年
IU / 아이유 《좋은 날》

第10回 2013年
PSY / 싸이 《カンナムスタイル・강남스타일》

第11回 2014年
チョ・ヨンピル / 조용필 《Bounce》

第12回 2015年
ソユ×ジョンギゴ / 소유X정기고 《썸(Feat. 릴보이 Of 긱스)》

第13回 2016年
BIGBANG / 빅뱅 《BAE BAE》

第14回 2017年
赤いほっぺの思春期 / 볼빨간사춘기 《우주를 줄게》

第15回 2018年
ヒョゴ / 혁오 《TOMBOY》

 

2018年の受賞曲のプレイリストも作成したので、気になる人はぜひ聞いてみてください。

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1994年生まれ。Japanese Music Blogger & Writer | 東京で社会人をしながら世界の音楽スポットやインディーズ音楽巡りをテーマに旅してます。北陸→東京/音楽心理学/韓国が好きな上京OL/マレーシア留学/DIGLE MAGAZINE/異文化に触れるWebメディアFRON