遠隔地からライブにVRで参加できる最新技術「ライブレーション」がすごい!|音楽情報【2018年5月14日】

2018年5月14日(月)

ネットワークコンテンツとVRコンテンツのコンサルティング会社「株式会社アルファコード」は、「SDMコンソーシアム」と呼ばれる東京大やNTT西日本などのメンバーが集まった共同研究チームとして、遠隔地から誰でもVRでライブに参加できる「ライブレーションと呼ばれるプラットフォームを開発した、と発表しました!

 

ライブまでついにVR化されるのか・・・

 

VRで遠隔参加して、実際のライブ会場のような満足感は得られるの?

 

音楽好き・ライブ好きにとっては見逃せない疑問の多いこのニュース。気になる「ライブレーション」について調べてみました!




「ライブレーション」とは?

ライブレーション=「ライブの熱気をそのままVR空間に取り込み、様々な角度から観覧し、音響も自由にカスタマイズして楽しめる遠隔ライブVR配信プラットフォーム」。(株式会社アルファコードより)

なんと、本年度中の実用化を目標としているそうです!ちなみに英語では「LiVRation」。「VR」を協調したネーミングになっています。

ライブレーションを再現したわかりやすい動画も公開されています。



気になるライブレーションのメリット

実際に会場でライブ体験するのと何がどう違うのか、気になるところですが、調べてみると普段のライブでは経験できないような、ライブレーションならではの意外なメリットがあるようです💡

①遠隔地のライブを楽しむことができる

わざわざライブ会場に行かなくても、自宅のテレビやスマートフォンなどの再生機器からライブ体験が可能。ライブってどうしても大きな箱のある都市部で開催されがちなので、自宅から参戦できたら、地方に住む人にとってはありがたいですよね(切実)!極端な話、VR参戦者が増えれば、アーティスト自身がアリーナやドームといった大きな箱を用意しなくてもよくなるかもしれません。

気になる音質については、NTT西日本が提供する「ハイレゾ音源ストリーミング技術」で、「ライブ会場で聞こえる音」を忠実にVR空間の中で再現してくれます。

②見たいものを選んで視聴できる

オブジェクトオーディオ技術」という音声データに位置情報を追加する技術により、好きなアーティストの音だけを拾って聞くことができるそうです。好きな楽器の音・アーティストの声が聴きたい!という人の味方。数人のバンドならまだしも、大所帯でなかなか個人個人の声が聴こえづらいAKBやジャニーズのライブなどで試してみたら、面白そうです!アーティストからしてみれば、ごまかしがきかないのでプレッシャー・・・?

③様々な席でライブを体験できる

ライブ会場の至るところに360°カメラを設置して撮影を行うため、最前列、最後列、アーティストの真上、真横、背後などなど、普段な見れないような様々な角度からライブを楽しむことができます。特にいつもステージの後ろで見づらいドラマーさんなどを目の前で見れたら最高ですよね!

まとめ

ここ数年で音楽の楽しみ方として一気に飛躍を遂げた「生のライブ・コンサート」でしたが、「ライブレーション」という新たな技術の到来により、これからの音楽シーン・エンターテインメント業界がどのように変化していくのか注目です!

今回の記事は、下記を参考にさせていただきました。

ライブを超えた体験を可能にする遠隔ライブVR配信プラットフォーム「LiVRation」を開発

超臨場SDM方式オーケストラ収録をパブリックデータ化- SOFTWARE DEFINED MEDIAコンソーシアム本格起動 –

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1994年生まれ。Japanese Music Blogger & Writer | 東京で社会人をしながら世界の音楽スポットやインディーズ音楽巡りをテーマに旅してます。北陸→東京/音楽心理学/韓国が好きな上京OL/マレーシア留学/DIGLE MAGAZINE/異文化に触れるWebメディアFRON