最近出会った素敵な言葉を紹介するこのページ。
今日の言葉は『Soundscape (サウンドスケープ) 』。
日本語では『音風景』『音景』という言葉に当たるらしい。
出会いは突然だった。
このブログのタイトルを考えている時、私は「音は生活と共にあり、いつも目にする日常の景色を生かすも殺すも音次第であること」を端的に表す言葉はないか、もんもんと考えを張り巡らせていた。
そんな時、好きな雑誌『考える人』でたまたま見つけたのがこの言葉。
Soundscape (サウンドスケープ)とは
サウンドスケープ(soundscape)とは、1960年代終わりに、カナダの作曲家マリー・シェーファーによって提唱された概念で「音風景」、「音景」などと訳される。風景には音が欠かせないという考え方で、そこからサウンドスケープデザインが生まれた。(ウィキペディア引用)
日本サウンドスケープ協会があるらしい
日本サウンドスケープ協会は、サウンドスケープという考え方を通して、「音と環境」に関して興味を持つあらゆる分野の研究者、行政関係者、教育者、企業、そして生活者の情報交流、意見交換を目的として1993年に設立された任意団体です。 北海道から沖縄県の全国にわたる会員が、多様な活動を展開しています。サウンドスケープに関する国際会議「The World Forum for Acoustic Ecology (WFAE)」においては、日本の代表組織として登録されています。(下記公式HPより抜粋)
[blogcard url=”http://www.soundscape-j.org”]
時代と共に、風景と共にある音は変化。
大昔は、鳥のさえずり、木の葉が揺れる音、風の音、村人の声のみが、風景の一部であったんだろう。
時代の変遷に伴って、テレビの音、車や電車の音など、人口音が加わる。
今やウォークマン・iPodといったポータブル音楽再生機器の普及によって、いつでもどこでも自分の聴きたい音を風景の一部にすることができるようになってしまった。ボタン1つで、どんより暗い雨が降る景色をさも明るい晴れ間が見える景色のように、平凡な片田舎の茂みをトトロが出てきそうな好奇心を掻き立てる散歩道に変えることできるようになってしまった。
不思議ですね。
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